植物系統学Iウェブページ

2009年(H21年)度 授業コード: 科目コード:
前期・水2 単位数 :2  専門科目(生物学科) 教室 理学部大講義室
授業科目名: 植物系統学I (Phylogenetic Systematics of Plant I)
副題 : 種子植物の分類と系統
担当教員 梶田 忠
連絡先 研究室理学部3号館407号室
内線番号 2818
メールアドレス  tk.gif

授業概要:種子植物は陸上植物のうち地球上で最も多様化を遂げたグループである。本講義では近年、分子データの蓄積により様々な新知見が提出された種子植物の分類体系を正しく理解することを目的に、系統分類学の基本的な概念と方法論を学ぶ。

目的・目標: 植物系統学および分類学の基礎知識の習得を目的とする。植物分類学および系統学は、植物の多様性を認識して理解するための基盤である。この授業では、植物の多様性の認識に用いられている考え方と方法論を習得する。特に、我々にとって最も身近な種子植物の分類体系については、これまでの常識的認識が、分子系統学で提出されたデータによってどのような改変を迫られているかを理解する。また、植物分類学で用いられてれるさまざまな形質(形態形質、化学成分など)の違いを理解し、我々人類がこれまでに蓄積してきた、膨大なデータにアクセスする方法を学ぶ。

授業計画・授業内容: 被子植物、裸子植物、シダ類、コケ類といった植物群ごとに解説する。個々の植物群で、現在の植物群がどのように認識されているか。

課題返却ページ http://bean.bio.chiba-u.jp/joho/index.php?H19PS

参考書・参考ウェブサイト

福岡教育大学・福原達人さんのページ http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/

高解像度で美しい植物写真と詳しい解説があり、参考になるサイト。

筑波大学・中山剛さんのウェブサイト Botany WEB http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/top.html ~

植物学の用語が詳しく説明されている。

Soltis et al. 2005. Phylogeny and Evolution of Angiosperms. Sinauer

Judd et al. 2002. Plant Systematics - A Phylogenetic Approach - 2nd ed. Sinauer.

Stevens, P.F. (2001 onwards). Angiosperm Phylogeny Website. Version 5, May 2004. http://www.mobot.org/MOBOT/research/APweb/

PhyloCode http://www.ohiou.edu/phylocode/

戸部博. 1994. 「植物自然史」 朝倉書店

国際植物命名規約 ICBN (International Code for Botanical Nomenclature) http://www.bgbm.fu-berlin.de/iapt/nomenclature/code/SaintLouis/0001ICSLContents.htm

アメリカ植物学会誌, 90周年記念号 http://www.amjbot.org/content/vol91/issue10/

授業掲示板

<複数回にわたるテーマもある>