いまや、ネットワークを介したコミュニケーションは、我々の日常生活に欠かせないものになっている。検索すればすぐに欲しい情報が手に入るウェブページだけでなく、自分から情報を発信するブログやミクシー、電子メールやIPフォン、映画や書籍のオンデマンド配信などなど、使いかたや使われ方も様々だ。今日の授業では特に、仕事や研究の面で欠かせない電子メールの使いかたをもう少し学ぶ。電子メールでワードやエクセルの文書をやり取りする方法も理解する。
ネットワークを利用したコミュニケーションの原理的な話しは教科書【p1-4参照】に譲るとして、とりあえずいろいろと操作をして、コンピュータに慣れよう。まず今回は電子メール。
前回の課題で、全員が電子メールを送ることができた。これで皆さんは、
電子メールによる、ネットワークを用いたコミュニケーションに成功した。 |
コミュニケーションの主体はもちろん、皆さんと私。送られた情報は、「文字」すなわちテキストデータ(文字データ)。
(課題としては簡単すぎたかも。。。)
では、おさらいの意味も兼ねて、統合メールシステムにアクセスして、メールを確認してみよう。
統合メール: http://cuacmsrv.chiba-u.jp/ にアクセスして、メールを確認
私からのメールが2通届いているはずだ。
中身はあとで読むとして、メールによるコミュニケーションはとっても便利。好きなときに、テキストデータによる情報を受け取れるし、また、添付書類を使えば、画像や音声データもやりとりできる。
ただ、添付書類の使い方はちょっと大切なので、今日の獲得目標にしておいた。
さて、前回のレポートを思い出して欲しい。
* なお、以下の指定事項は必ず守ってください。 1. 件名は 情報処理01(学生証番号) にすること * 例 情報処理01(09S0001X)
せっかく全員が締切以内に提出できていたのに、メールの件名の指示を守らなかった人が7人もいた。
<XXXXX@students.chiba-u.jp> 5:35 PM 10.4.15 +0900 情報処理1(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 5:37 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 5:38 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 5:40 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 5:41 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 5:51 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 5:51 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10sXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 5:52 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 6:30 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10sXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 6:31 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10sXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 6:32 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 9:48 PM 10.4.15 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 1:36 PM 10.4.16 +0900 情報処理01(10sXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 2:08 PM 10.4.16 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 2:22 PM 10.4.16 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 6:10 PM 10.4.16 +0900 情報処理01(10sXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 11:40 PM 10.4.16 +0900 情報処理01(10sXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 1:59 AM 10.4.17 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 9:45 AM 10.4.17 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 11:47 AM 10.4.17 +0900 情報処理01(10sXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 1:30 PM 10.4.17 +0900 <XXXXX@students.chiba-u.jp> 1:32 PM 10.4.17 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 5:34 PM 10.4.17 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 9:05 PM 10.4.17 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 9:06 PM 10.4.17 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 1:24 AM 10.4.18 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 1:26 PM 10.4.18 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 2:36 PM 10.4.18 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 3:59 PM 10.4.18 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 4:07 PM 10.4.18 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 9:12 PM 10.4.18 +0900 情報処理01(10sXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 9:34 PM 10.4.18 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 10:20 PM 10.4.18 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 10:44 PM 10.4.18 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 0:09 AM 10.4.19 +0900 情報処理01(10SXXXX) <XXXXX@students.chiba-u.jp> 10:21 AM 10.4.19 +0900 情報処理0110SXXXX <XXXXX@students.chiba-u.jp> 10:22 AM 10.4.19 +0900 情報処理01 10SXXXX <XXXXX@students.chiba-u.jp> 9:41 AM 10.4.21 +0900 情報処理01(10SXXXX) 遅れました すみません <XXXXX@students.chiba-u.jp> 9:55 AM 10.4.21 +0900 情報処理01(10sXXXX)
それと、上のメールの件名データを見てみると、何だか不揃いな点があることに気づく。
・件名の指示違反(それと、返信メールに着く Re の消し忘れ) Re: 情報処理01(09S####X) ・全角文字・半角文字の混在 情報処理01(9SXXXXX) 情報処理01(09SXXXX)
また、課題の内容で指示もあった。
・指示に反した答え方 答えを記入する前(:の後)で改行をするなど
今回は減点していないが、場合によっては減点することもある。レポートや課題の指示には十分な注意を払おう。
上のような不揃いの多くは、全角文字と半角文字の混同からくる
全角文字 AbCdEfG012345+−X アイウエオ 半角文字 AbCdEfG 012345+-X アイウエオ
初心者はよくこの2種類の文字を混同している。特に、
メールアドレスやアカウントやパスワードに全角文字を使ってはいけない
自分がいまどういう種類の文字を入力しているのかは、画面をよくみて注意していよう。
電子メールはとっても便利。でも、使い方を誤ると、思わぬトラブルが。。。
メールを作成する上で、気をつけておくべき事項を整理しておこう。
用語解説:ヘッダ(メールヘッダ) 電子メールの本文以外の場所、つまり、アドレス、件名、 作成日、ccアドレス、メールの配達経路(受信メール)などの情報 例:前回のレポートメール Status: R Return-Path: <XXXXXX@students.chibax-u.mp> X-Original-To: YYYY@faculty.chibax-u.mp Delivered-To: YYYYYY@chibax-u.mp Received: from cuvirus3.chibax-u.mp (cuvirus3 [192.64.3.43])by cupbox1.chibax-u.mp (Postfix) with ESMTP id C26D1738D7for <YYYY@faculty.chibax-u.mp>; Thu, 20 Apr 2006 17:41:43 +0900 (JST) Received: from cuvirus3.chibax-u.mp (localhost.localdomain [127.0.0.1])by localhost.chibax-u.mp (Postfix) with ESMTP id A4896C5BBAfor <YYYY@faculty.chibax-u.mp>; Thu, 20 Apr 2006 17:41:43 +0900 (JST) Received: from students.chibax-u.mp (cuacmsrv3 [192.64.3.23])by cuvirus3.chibax-u.mp (Postfix) with SMTP id 83C3FC5BB7for <YYYY@faculty.chibax-u.mp>; Thu, 20 Apr 2006 17:41:43 +0900 (JST) From: <XXXXXX@students.chibax-u.mp> To: YYYY@faculty.chibax-u.mp Subject: 情報処理02(XXXXXX) Date: Thu, 20 Apr 2006 17:41:43 +0900 (JST) MIME-Version: 1.0 X-Priority: 3 X-Mailer: Active! mail 2003 Message-ID: <20060420174143.23D91295@students.chibax-u.mp> Content-Type: Multipart/Mixed;boundary=-----P05Q.PING3YQLZ96662ONY14BTEZD7. Status: RO
○○委員の皆様 (cc: ○○学科長) ○○委員梶田です。先ほどの◇◇さんの意見に対する補足意見をお送りします。 1.・・・・・ 2.・・・・・・・・・ 以上。 > (ここに前に意見を述べた人のメールが引用される) > 〔ここに署名を入れてもよい〕
統合メールは、インターネットに繋がっている環境なら、世界中どこからでも使える。 自分の家からもメールチェックをするとか、統合メールにメッセージが届いたら、携帯電話のメールサービスにお知らせだけでも送るようにするとかなど、活用してほしい。千葉大では、授業の情報を受講者にメールで配信する、「授業情報配信システム」という新しいサービスが始まった。統合メールは皆さんにとってこれからますます重要になるだろう。
さて、皆さんが仕事で電子メールを使うようになったとき、とても頻繁に使われるのが「添付書類」というもの。これは、送信するメールにくっつけて、ワープロで作った書類や、デジカメで撮った写真などをやりとりするものだ。
では、
統合メール: http://cuacmsrv.chiba-u.jp/ にアクセスして、メールを確認してみよう
私からの添付書類付きのメールが届いているはず。添付書類を開いてみよう。。。。
ここで一つ注意。今、受け取った書類の中に、
______.exe
というファイルがある。最後の3文字は「拡張子」といい、そのファイルが文書なのか、プログラムファイルなのかの種類を示すものになっている。
信用できる相手以外からの.exe, .com, .bat, .pif, vbs, (それから最近は .pdfにも気をつける必要がある)などの拡張子がついた添付書類は、絶対に開かないこと。また、エクセルやワードの書類でマクロに関する注意が表示されたら、信用できる相手からのメール以外は開かないか、マクロを無効にして開くこと。たとえ、相手が信用できそうな相手であっても、発信者の名前を偽装しているウィルスメールも多くある。怪しいファイルが添付されている場合は、開く前に相手に確認しよう
では、ここで、添付書類にあるReadMe.pdfを開いてみて欲しい。ここにもメールの添付書類に関する注意が書かれている。
これらのファイルにはウィルスが入っていて、ファイルを開くことでウィルスプログラムが実行される可能性がある。ところが、Windows XPは初期設定では拡張子が表示されない。そこで、次の方法を使って拡張子を表示させる。拡張子というのは、そのファイルがどのアプリケーションに対応しているものかということを示す、「.(ドット)+英子文字3文字」からなるもの。テキストファイルの場合は".txt"、Wordのドキュメントの場合は".doc"、Excelファイルの場合は".xls"が使われる。実行形式のファイルの場合、exeやbatなどがある。
Windows XPの初期設定状態では、ファイル一覧で拡張子が表示されないので、次の方法で表示させる。
ではもう一度統合メールにもどって、私からのメールを開いてみよう。一旦コンピュータにダウンロードし、MS Wordで開く。後は「課題02.doc」の指示に従って、書き込み、保存しよう。(保存の方法は、画面で説明)。
**氏名: **課題への回答 -今日の授業の進み方は?(はやい、丁度いい、おそい) --回答: -今日の授業の難しさはどう感じましたか(簡単すぎ 簡単 丁度いい 難しい 難しすぎ): --回答: -難しいと答えた人は、特にどの点が難しかったですか?: --回答: -今日の授業は(よく分かった 分かった 分からなかった): --回答: -分からないと答えた人は、特にどの点が分からなかったですか?: --回答: -今日の講義で理解できなかった用語があったら挙げてください: --回答: - 【予習2】下の(1)と(2)には同じ言葉が書かれていますが、データの種類が異なります。 どのように違うか説明しなさい: (注:分からない場合でも、「ここまで調べた(考えた)んだけど分からない」と経過が書いて あれば配点されます) --回答:
(1) 情報処理の世界にようこそ! (2)
今日送ったメールに、来週からのレポート提出用個人ページへのアクセス方法が書いてある。残り時間をつかってちょっと予習してみよう。
さらに時間があまっていたら、小ネタの解説。