集中講義:埼玉大学:植物系統学 †
講義情報 †
- 講義番号 R15041
- 授業科目名[英語授業科目名] 植物系統学 [Plant Phylogeny]
- 担当教員[ローマ字表記] 梶田 忠
- 科目区分 理学部専門科目
- 開講学部 理学部 開講学科 生体制御学科
- 単位数 2
- 通年集中 2013年8月19日(月), 22日(木), 26日(月)
- 授業の教育目的・目標 系統学の基本知識を身に付け、植物の多様性が生まれてきた過程を理解し、植物分類学の基礎知識を習得する。
- 授業キーワード 系統樹思考、陸上植物、多様性、分類体系、分子系統、植物地理学
- 授業の方法 講義 デジタルプロジェクタによるスクリーン表示と板書
- 成績評価方法 出席点と課題の合計点(100点満点)で評価する。レポートの提出には、moodleを用いる。なお、出席確認は、授業中に配布する出席コードのを用いて行う。出席コード未提出、間違った出席コード、他者と重複sる出席コードは評価対象としない。
moodleページへのアクセス: http://bean.bio.chiba-u.jp/moodle24/
(注:初回授業でページへのアクセス方法を説明する)
参考書・参考ウェブサイト †
系統学関連 †
- 「生物の種多様性」 岩槻邦男・馬渡俊輔編. 裳華房. 1996
- 第3章「系統樹をつくる」(上島励)は、系統推定の方法について、コンパクトにまとめてある。第4章「分子系統学のすすめ」(長谷部光泰)では、系統樹を用いてどのような問題が明らかになるかが簡潔に書かれている。この2つの章を前もって読んでおけば、講義を聴くときに、非常に役に立つだろう。
- 「系統分類学入門」E.O.ワイリー他著、宮正樹訳. 文一総合出版. 1992.
- 最節約法を用いた系統樹の構築方法を、演習問題を多数用いてまとめてある本。系統樹や最節約法の用語を簡単に調べたいときに役立つ。演習問題を自分で解けば、最節約法による系統構築がきっと理解できる。下のリンクから原本のPDFが無料で入手できる。
- 「分子進化遺伝学」 根井正利著. 培風館. 1990
- 第11章「系統樹」では、距離行列法、節約法、最尤法について解説がある。上の2つの本に比べると、数式も多いので、難しく感じるかもしれない。
- 「分子進化と分子系統学」 根井正利他著. 培風館. 2006
- 5章から10章にかけて、系統推定とその応用について、かなり詳しく書かれている。図版や実例を多く用いて、分子データを用いた系統推定を分かりやすく解説している。日本語で書かれた分子系統樹の作成法についての教科書としては、現時点で最も分かりやすいものだろう。
- Freeman, S. and Herron, J. C. 2004. Evolutionary Analysis. Pearson, Prentice Hall.
- Ridley, M. 2004. Evolution. Blackwell Publishing.
植物学関係 †