ウェブサーバを活用した授業運営 †
- 日時:平成19年12月21日(金)午後2時40分~3時25分 (45分)
- 場所:社会文化科学系総合研究棟2階 マルチメディア会議室
- 担当:梶田 忠(大学院理学研究科・内線2818・e-mail:)
今日のお話しのポイント:「授業の運営でウェブサーバを利用できれば、教員も学生も面倒を減らせられる(かも)」 †
授業は、教員と学生のコミュニケーションで成立するものです。しかし、そこには様々な「面倒」が存在します
- 教員:板書・プリント印刷・配布
学生:板書の書写・プリントの整
- 教員:レポート回収・採点・集計・返却
学生:レポート提出(書くこと自体が面倒。提出しても点数が知らされないことがあるし、どこが悪かったかわからない)
- 教員:学生からのレスポンス得るためのアンケートの配布・回収・集計
学生:アンケートへの記入・提出(アンケートがどう使われるか分からない)
授業にはこういう「面倒」はつきものです。また、面倒を顧みず実施したところで、学生と期待通りのコミュニケーションを行えるとは限りません。そこで、ウェブサーバを活用することで、こういう面倒を軽減させ、しかも、コミュニケーションのスピードも高められるというのが今日のお話しです。また、表題では「ウェブサーバ」だけを挙げていますが、授業運営の方法としては他に、データベースと電子メール、及び周辺技術も含めてお話しします。
以下、ウェブサーバ(及びデータベースや電子メール)を利用した授業運営の長所と短所をまとめておきます。
- 長所:
- 教員: 学生への授業情報(成績を含む)の提供が簡単に(手間が少なく、しかも速く)行える。
レポートやアンケートの集計が簡単に行える。
学生とのコミュニケーションにかける時間を増やせる
- 学生; レポートや意見の提出が簡単に(手間がかからず、速く)行える。
教員からのレスポンスが多く得られる。
- 短所:
ウェブサーバーが無いと実施できない
ウェブサーバーがあっても、使い方が分からなければ使えない
リアルタイムで情報が伝達されるため、情報の質に注意が必要になる
以上が、今日の話しのポイントです。ウェブサーバの導入や運営は慣れるまで面倒な部分がありますが、うまく利用できれば、学生とのコミュニケーションをもっと頻繁にとることができ、授業の効果が高まると思います。
以下、今日のお話しは以下の構成で行います。
授業に利用すると便利なウェブサーバと必要な機能 †
Pukiwiki †
データベース †
電子メール †
周辺技術 †
ウェブサーバー・電子メール利用についての学生の反応 †
導入に向けて †
恐らく多くの方は、ウェブサーバなんて使ったことが無いと思います。そこで、次のページにいくつかお試し用の情報を挙げておきました。
- 「とりあえずPukiwikiでページを作ってみたいという方」: Pukiwikiお試しページ: http://fdkenshu.hiho.jp/ (下の説明にある「外部レンタルサーバを用いた導入事例」に従って作成しました)
- 「外部レンタルサーバを使って、自分のウェブページを使ってみたいと言う方」: レンタルサーバを用いた導入事例(10日間の試用は無料!本格的に使うなら月額300円ぐらいから)
(*千葉大学でもウェブサーバーのホスティングサービスを実施しているのですが、残念ながら、対象は部局(「・・学部」、「・・研究所」など)に限られており、現時点で教員各自が自分の授業運営に利用することはできません。)
- 「自分でウェブサーバーを立ち上げてみたいという方」:ウェブサーバーの簡単な構築方法と、外部への公開のための申請手順