講義メモ:Cygwinを用いたUnixライク環境の体験

系統解析ソフトウェアには、Mac版PAUP*やMesquiteのように、使いやすいグラフィックインターフェースを備えていないものが多くあります。また、ソースコードで配布されるため、自分の環境に合わせてコンパイルしなければ使用できないものも多くあります。そういうソフトウェアを操作し、自分のコンピュータで使えるようにするには、Unix系のコマンドラインでの操作に慣れておくと便利です。この講義では、Windows上で走るUnix環境エミュレータであるCygwinを使って、r8sのコンパイルと、PAML等のソフトの操作を体験します。

準備:Cygwinのインストールとr8sのダウンロード

r8sのインストールとサンプルファイルの解析

PAML, Multidivtimeのbinディレクトリへのインストール

これらのファイルはウィンドウズのコマンドプロンプトからでも実行できるが、パスの設定が面倒な場合がある。また、cygwinのシェルを使う方が、コマンド入力や解析が便利な場合がある。そこで、実行形式ファイル(exeファイル)をパスの通ったc:\cygwin//usr/local/binにまとめておく。

PAMLのダウンロードと動作確認

Multidivtimeのダウンロードとbinディレクトリへのインストール

その他、Cygwin環境で使うと便利なソフトウェア

いずれも、上で説明した他のソフトウェアと同様に、ダウンロードしたら、c:\cygwin/usr/local/bin/ に入れておく。Unix系の操作が必要な解析のデータファイルはいつも自分のホームディレクトリ(/home/user1)に入れておくと決めておくとよい。。解析ごとにサブディレクトリをつくれば、データの整理が簡単になる。