編集中! 第3回・アプリケーション間でのデータ共有 - テキストファイル大好き! -

第3回授業の獲得目標: [worried]

  1. Pukiwikiによるページの作成方法を覚える
    • 〔コンピュータを用いたコミュニケーションの最後の項目:今後のレポート提出に使うので重要〕
  2. テキストデータ(テキストファイル)とは何かを理解する
  3. テキストエディタの基本的な使い方(テキスト入力、検索、置換)を体験する
  4. 異なるアプリケーションでテキストデータを共有する方法を体験する(テキストエディタとエクセル等)

Pukiwikiによるコミュニケーション:  [smile]

前回授業では、ネットワークを利用したコミュニケーションツールとして、電子メールの利用方法を学んだ。課題レポートもほぼ届いており、電子メールの利用方法は理解できたようだ。

今回の授業では、ネットワークを利用したコミュニケーションツールの最後ものとして、Pukiwiki(「プキウィキ」と読む)というシステムの利用方法を学ぶ。Pukiwikiはウェブブラウザからウェブページの編集・公開が簡単に行える、とても便利なシステムだ。 今後、この授業でのレポート提出はこのPukiwikiシステムを用いるので、十分に習得して欲しい(とはいえ、操作はそれほど難しく無い)

統合メールでアカウントとパスワードの受け取り

各自、統合メール(http://cuacmsrv.chiba-u.jp/ )にログインして、メールをチェックする(右クリックで新規タブで開くと便利)。私から「PukiWikiアカウント」というメールが届いているはず。

PukiWiki個人ページへのアクセス: アカウントとパスワードの入力

まずはPukiWiki利用の小手調べ。H20情報処理(生物学科)Pukiwikiサイトに入り、自分のページを表示させてみよう。

  1. http://bean.bio.chiba-u.jp/joho/index.php?joho20をクリック
    • 右クリックして、「リンクを新規タブで開く」方が便利
  2. そうするとアカウントとパスワードの入力を求められるので、先ほどメールで受け取ったアカウントとパスワードを入力
  3. 自分の学籍番号のリンクをクリックする

注: 間違って他人のアカウントをクリックすると、アカウントとパスワードの入力を求められて入れませんし、自分のページに入るときに、もう一度アカウント・パスワードの入力を求められることになります

ページの編集

今見えているのが、皆さんが自由に書き込んだり、編集したりして、教員への情報を発信できるページ。では、自分のトップページを編集してみよう。

  1. ページの一番上の方に青文字で書かれている「編集」というリンクをクリック
  2. 文章を入力する画面が現れるので、自己紹介でも書いてみる(自己紹介で無くても、なんでもいい。なお、このページは書き込んだ本人と、私とTAしか見られない)
  3. 書き込みウィンドウの下の方にある「ページの更新」というボタンをクリック これで、今、あなたの作ったページがインターネット上に公開された。

レポート提出用:新規ページの作成

今回のレポートは、このPukiWikiシステムを使って提出することになる。では、第3回課題の提出用ページを作成してみよう。

  1. 個人ページのメインページ(ページの上の方にjoho20/学籍番号という文字が表示されているページ)で、ページの一番上に並んでいる青い文字のうち「新規」をクリック。
  2. ページ名を入力する画面が現れるので、
    ./03

    (全て半角文字で、ピリオド・スラッシュ・03 と入力)

  3. 編集画面が現れるが、今は何も書き込まなくて良い。
  4. 下の方の「更新」をクリック
  5. これで、レポート提出用のページが新しくできた!レポート提出するときには、文章を書き足したり、削除したり、自由に編集。
  6. 内容を確認したら、ページの一番下にある「ページの更新」ボタンを押せばよい。

注意:

./03

と入力したはずなのに、出来たページの名前は

joho20/08s40XX/03

になっているはず。先ほどのような操作を繰り返すことで、自分のメインページの下に階層的にページを作成することができるの

MenuBarの作成

もう一つおまけ。上と同様の方法で、ページの左側に自分だけのメニューを表示させよう。

  1. 自分のメインページに入り、下の方法で新しいページを作る
    ./MenuBar
  2. ページの編集画面に次のデータをコピーペーストし、自分のアカウントや氏名を入力(XXのところを自分の学籍番号のものに置きかえて(半角文字)、氏名を漢字で入力
    &ref(/joho20/08s40XX/08s40XX.gif);
    *氏名
    #ls2(/joho20/08s40XX/,except=MenuBar,display=hierarchy,relative)

  

一般のホームページ作成とPukiwikiによるページ作成の対比

Pukiwikiというのは、初心者でも簡単に、ウェブページを使って情報を公開・共有できるシステム。君たちがやったのは、

  1. 自分のページに入って
  2. 新規や編集をクリック
  3. 内容を入力して
  4. ページの更新

     たったこれだけの作業で、自分が公開したい情報を、全世界にむかって発信したわけ!
     「でも、公開して無いじゃない」という声が聞こえてきそうだが、そうでもない。例えば、アフリカにいる君の友達に、アドレスとパスワードを教えれば、彼は今まさに、あなたのページを見ることができる。
     公開はしているけれど、パスワードで制限がついている
    というのが今の状況。  以前に行ったアンケートで、ホームページを作ったことのある人が何人かいた。でも、今回やったPukiwikiによるページ作りと公開は、その時の作業とはずいぶん違うと思う。簡単にまとめてみると、

 たぶん、一番大きな違いは、Pukiwikiの方は、普段使い慣れているウェブブラウザ(FireFoxとか)を使うだけで、ウェブページの作成、更新、公開ができるということ。

「Pukiwikiってすごいなー。でも、誰でもPukiwikiサイトを準備できるわけでは無いでしょ?」~

そのとおり。自分でPukiwikiサイトを作ろうと思えば、いろいろと知識は必要。でも、今回体験してほしかったのは実は、

ブラウザからテキスト情報を入力するだけで、ウェブページを作成・公開できるということ

 こんなの当たり前と思った人は、もしかすると、

ブログを持っていたり、Mixiをやっている人かもしれない

 ブログ(Weblog, Blog)やMixiが流行したその理由の一つが、PukiWikiと同じように、ウェブページの作成・公開が簡単にできるということだろう。

ブログではできないけど、Pukiwikiならできる共同作業

 では、せっかく作ったのだから、Pukiwikiを使ってできる特徴的なことを一つ体験してみよう。それは、

ウェブ上でコミュニケーションを取りながら共同作業ができる

 ということ。

 有名な例はみんなで作る百科事典:ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/ こちらは皆さん、課題の調べ物などで活用しているだろう。

 皆さんにも http://bean.bio.chiba-u.jp/joho/ でこれから実際に、共同作業をして貰う。まず手始めに、どのような共同作業のプロジェクトを作ればよいか、アイデアを出して欲しい。http://bean.bio.chiba-u.jp/joho/index.php?joho20%2FPROJECT にアクセスして、7月17日の授業でパワーポイントを使って発表するためのプロジェクトのアイデアを書き込むこと。それが共同作業の第一歩だし、[第3回課題]の1つ。

テキストファイル大好き [heart]

 コンピュータは道具。コンピュータ無しで同じことができるなら、別に使わなくてもいいんです。でも。。。
 大量のデータを短時間で処理し、しかも、みんなで同じデータを共有するのなら、使わないと仕方がない。。。
 どうせ使うなら、できるだけイライラすることなく、鼻歌交じりでやりたいね [bigsmile]
 皆さんのコンピュータ利用のスキルアップを図るのが、この講義の目的

 特に、テキストデータ(ファイル)の扱いに慣れることができれば、データ処理の効率が飛躍的に向上する

今日からほとんど毎時間、テキストファイル(あるいは、テキストデータ)の扱いを学ぶ

基本技は1.コピー・ペースト 2.テキストファイル(エディタ)利用 3.一括検索&置換

テキストファイルとは: [smile]

 テキストファイルというのは、簡単に言うと、書式の指定や修飾文字の無い、文字情報(テキストデータ)だけからできているファイルのこと【p.53】

 ほとんどのアプリケーションで扱うことができる。 つまり、

     テキストファイルは万能選手!

テキストファイルを自由自在に操れることが、いろんな仕事をコンピュータで効率良くこなすための早道!!

これまでの課題でも、皆さんはウェブページに表示された情報を、コピー・ペーストで他のアプリケーションに移動させてきた。

つまり、コピー・ペーストを使えば、ウェブ上のデータを他のアプリケーションと共有できる! ということ。テキストファイルは明示的に .txt という拡張子が着いたものもあれば、例えば、ウェブページに使われる .html もテキストファイルだ。

テキストファイルを扱う道具: テキストエディタ [smile]

 テキストファイルはMS Wordなどでも作成することができるが、テキストファイルの扱を専用とするアプリケーションを使う方が絶対いい!それがテキストエディタ。

この授業では前回ダウンロードした K2Editor を使う。
 これを選んだ理由は、

K2Editorを用いたテキスト操作

  1. ダウンロードサイトにアクセス → http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/writing/se126077.html
  2. 画面中段右のボックスの中に書かれている「HTTPでダウンロード」をクリック
  3. 小さいウィンドウが開いて処理を尋ねられたら、LhaplusArchiveで開くを選択
  4. デスクトップにK2Editorのフォルダができる
  5. フォルダの中のK2Editor.exeをクリックして起動してみよう
  6. 開いたウィンドウに
    内閣総理大臣   福田 康夫(ふくだ やすお)   衆院 
    衆院総務大臣・内閣府特命担当大臣   増田 寛也(ますだ ひろや)     
    法務大臣   はとやま くにお   衆院 
    外務大臣   高村 正彦(こうむら まさひこ)   衆院 
    財務大臣   ぬかが ふくしろう   衆院 
    文部科学大臣   渡海 紀三朗(とかい きさぶろう)   衆院 
    厚生労働大臣   舛添 要一(ますぞえ よういち)   参院 
    農林水産大臣   若林 正俊(わかばやし まさとし)   参院 
    経済産業大臣   甘利 明(あまり あきら)   衆院 
    国土交通大臣 観光立国担当 海洋政策担当   冬柴 鐵三(ふゆしば てつぞう)   衆院 
    環境大臣 地球環境問題担当   鴨下 一郎(かもした いちろう)   衆院 
    防衛大臣   石破 茂(いしば しげる)   衆院 
    内閣官房長官 拉致問題担当   まちむら のぶたか   衆院 
    国家公安委員会委員長内閣府特命担当大臣 (防災 食品安全)   泉 信也(いずみ しんや)   参院 
    内閣府特命担当大臣 (沖縄及び北方対策 科学技術政策 国民生活)  岸田 文雄(きしだ ふみお)   衆院 
    内閣府特命担当大臣 (金融)   渡辺 喜美(わたなべ よしみ)   衆院 
    内閣府特命担当大臣 (経済財政政策)   大田 弘子(おおた ひろこ)     
    内閣府特命担当大臣 (少子化対策 男女共同参画)   上川 陽子(かみかわ ようこ)   衆院 
    の内容をコピーペーストする。
  7. ファイルnaikaku.txtという名前で保存. これで、テキストファイルが作成できた!

Excelによる情報加工 [smile]

 Excelは表計算ソフトと呼ばれ、アプリケーションの中で、最もよく使われるもののうちの1つ。しかも、ワープロのように、たんなる文章の整形・印刷ということを目的としているのではなく、カラム(表のマス目のこと)の中に納められた情報を、他のカラムの値と併せて計算したり加工することができる。しかも、ある2つのカラムの間で計算する関係を一度決めれば、相対的な位置関係が同じ他のカラム同士の計算も自動的に行えるという、非常に、コンピュータらしい作業を行うことができるソフトウェア。

 Excelは表を扱うのが得意なので、まず起動して、上にある大臣一覧表をペーストしてみよう。

  1. まず、上の大臣一覧表を選択して、コピー
  2. Excelを起動
  3. 新しく開いた表の一番左上のカラムをクリック
  4. ペースト

大臣は大臣で1つの列に、名前は名前で1つの列に並んだ表になることを期待していたんだけどだめだった。では、こういうウェブページからコピーしたテキストデータを、エクセルの表にうまく当てはめるにはどうすれば良いか。

K2EditorとExcelの合わせ技

そこで、正規表現の出番。次のような操作をしてみよう。

  1. 先ほどせーブしたnaikaku.txtをK2Editorで開く
  2. 次に、K2Editorの置換ウィンドウを開いて、以下の置換操作を行う 
    • 検索文字    (ここに書かれているのは半角スペース2つ)※全角・半角を間違わないように
      置換文字 	(タブ)※: タブの入力の仕方は、前方スクリーンで説明
       (K2Editorの編集画面でTabキーを押して表示されるタブ記号をコピーして、置換文字ウィンドウにペースト)
    • 全てを置換する。
  3. そうすると、上の置換で、データは次のように置き換わった
    大臣名<タブ>氏名(ふりがな)<タブ>衆参別
  4. 全体を選択してコピーする。
  5. エクセルで新しいページを開き、左上角のセルをクリック(オプション:セルの書式を文字列に設定)
  6. ペースト

この作業で、期待通りの表ができたはず。あとは、エクセル上で並べ替えたり、いろいろな操作ができる。

さらに、よみがなだけを使って並び替えたいのなら、よみがなが別のカラムになっている方がいい。これも全角のかっこ( ) をタブに置換することでできる。先ほどの画面に戻って、

  1. 次に、K2Editorの置換ウィンドウを開いて、以下の置換操作を行う 
    • まず
      検索文字   ( ※全角の左かっこ1つ
      置換文字 	(タブ)※: タブの入力の仕方は、前方スクリーンで説明
    • 全てを置換する。
    • 次に
      検索文字   ) ※全角の右かっこ1つ
      置換文字 	(タブ)※: タブの入力の仕方は、前方スクリーンで説明
  2. そうすると、上の置換で、データは次のように置き換わった
    大臣名<タブ>氏名<タブ>ふりがな<タブ><タブ>衆参別
  3. 全体を選択してコピーする。
  4. エクセルで新しいページを開き、左上角のセルをクリック(オプション:セルの書式を文字列に設定)
  5. ペースト

【トピックス】:タイピングに慣れよう!

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(タイピング練習ソフト:Ozawa-Kenのスクリーンショット)

コンピュータが不得手な人の中には、タイピングが得意じゃないという人が沢山います。たしかに、タイピングが不得意だと、

ワープロで文章を書きたいのに、「Wのキーってどこだったっけ?」ってキーボードとにらめっこしなきゃいけない
そんなことやっていると、自分の思考のスピードに合わせてタイピングできないからイライラする
授業だとキーを探しているうちに話題が変わってしまって焦る。。。
これじゃあ、携帯電話で文章を書く方がよっぽど楽???)

なんということになりかねません。でもね、キーボードタイピングは練習次第ですぐに上達します。ピアノの練習と違い、キーボードタイピングは周りに迷惑をかけずに、一人、黙々と練習できます。
毎日、30分ぐらい、ホームポジションに指をおくと左の人差し指はF、右の人差し指はJ、左の中指はD、右の中指はKに対応しているから、4本の指を交互に動かし、

ffff jjjj ffff jjjj fjfjfjfj jfjfjfjf
dddd kkkk dddd kkkk dkdkdkdk kdkdkdkd

などとひたすらタイピングの練習をすれば、1-2週間で一通りの指の練習を終わる頃には、ホームポジションは覚えられる。
こうやってタイピングに対する苦手意識を無くしさえすれば、コンピュータに対する苦手意識はかなり解消できる。

タイピングが不得意な人も、この際、ちょっと練習してみては?キー入力がストレス無く行えるようになるだけで、コンピュータとのつきあい方が、ずいぶん違って来るだろう。下のサイトでは、ネットでタイピング練習ができたり、練習ソフトがダウンロードできます。

オススメは一番上のOzawa-Ken 。

第3回授業課題

下の課題を全て行うこと。

復習課題:PukiWikiページを用いたレポート提出

  1. 上で作成したレポート提出ページ(「自分のID」/03 )にアクセスし、「編集」リンクをクリック
  2. 下の囲みの中をコピー・ペーストし、回答を書き込む

予習課題:クイズ

   Humpty Dumpty sat on a wall.
   Humpty Dumpty had a great fall.
   All the king's horses and all the king's men
   Couldn't put Humpty together again. 

という内容のテキストがあります。このテキストについて次のような検索・置換を行うと、どういうことが起きるでしょうか?それぞれについて答えなさい。ただし、以下の検索文字に現れる記号は、次のような文字を表すとします。

○:スペース(空白)以外の任意の文字列

復習課題:PukiWikiページを用いた共同作業

http://bean.bio.chiba-u.jp/joho/index.php?joho20%2FPROJECT にアクセスして、パワーポイントを使って発表するためのプロジェクト(7月17日の授業で班ごとに発表)のアイデアを書き込むこと。5月6日火曜正午までに、少なくとも1つのコメントを投稿すること。