最尤法による系統樹探索

今年度の授業ではPAUP* betaを用いずに系統推定を行う。
PAUP* betaとmodeltestを用いて最尤系統樹推定を行う方法の解説はこちら → H22年度授業bbs
今回は、全てフリーソフトを用いて演習を実施する。

  1. モデルの選択: jmodeltest  http://darwin.uvigo.es/software/jmodeltest.html
  2. 選択されたモデルを用いた最尤系統樹の探索: PHYML  http://www.atgc-montpellier.fr/phyml/
    http://www.hiv.lanl.gov/content/sequence/PHYML/interface.html
    (マニュアル: http://www.atgc-montpellier.fr/download/papers/phyml_manual_2009.pdf

PHYMLはPAUP* betaよりも扱うことのできるモデルの数が少ないが、フリーソフトの中では一番多くのモデルに対応している。

1. jmodeltestのダウンロードとモデルの選択

2. PHYMLによる最尤系統樹推定

3.課題(提出期限: 7月19日(火曜)

1.データファイル(fileDIPTERO.PHYLIP)をダウンロード
outgroupはTilia

2.jmodeltestを使って尤度データを得る。また、AIC, AICc, BICを用いて最適モデルを選択

以降の系統推定には、AICcで選択されたモデルを使う

3.PHYMLのウェブサービスにアクセス: http://www.atgc-montpellier.fr/phyml/
データファイル: DIPTERO.PHYLIP をアップロード
上で選択した最適モデルに従って、解析パラメータを設定

4. メールで届くtree fileを TreeView等で開けば、系統樹を見ることができる
系統樹部分を切り取って、画像ファイルとして、メールで提出
メールの件名は

最尤法課題(学籍番号)

にすること。

6. 発展学習: 可能ならば、前回と同様に、最尤系統樹にブーツストラップ値を着けたものを提出すること(加点対象)。