*''編集中''!!  大学における「学び」:情報処理技術を利用した自発的学習からレポートの書き方まで [#za9c214a]

#contents

1年生のみなさんが大学で授業を受け始めてから、すでに10日以上が経過した。高校までの授業との違いにも、そろそろ慣れ始めたころだと思う。でも、今のうちに、改めて考えて欲しいのは、皆さんにとって「大学の授業とは何か?」また、「大学の授業を通して、何を学ぼうとしているか?」ということだ。あまりにも基本的な問いかけなので、他の授業では触れられていないかもしれないが、皆さん〔受講者)と私(教員)の間で、この部分で共通の認識を持っていないと、授業はうまく成立しないだろうと思う。~
そこで、今日の授業では、moodleを利用して授業に関するコミュニケーションを行う。また、そろそろレポートの提出が始まると思うので、レポートを書く場合の心構えと、ワードの使い方の初歩を学ぶ。さらには、クラウドを利用したファイルの共有方法や、学内LANやスマートフォンでのメール利用についても解説する。
//いまや、ネットワークを介したコミュニケーションは、我々の日常生活に欠かせないものになっている。検索すればすぐに欲しい情報が手に入るウェブページだけでなく、自分から情報を発信するブログやミクシー、電子メールやIPフォン、映画や書籍のオンデマンド配信などなど、使いかたや使われ方も様々だ。今日の授業では特に、仕事や研究の面で欠かせない電子メールの使いかたをもう少し学ぶ。また、電子メールで添付書類をやり取りする方法とその注意点や、メールに関連したコンピュータセキュリティ、そして
**第2回授業の獲得目標: &worried; [#qa7e1a94]
+&size(14){''あなたにとって大学における授業って何?''};
//+&size(14){''大学側は授業を通してどのように学んで欲しいの?''};
+&size(14){''自発的学習者 Active Learnerになるための実践的方法''};
+&size(14){''大学で提出するレポートって、何を目的としているのか?''};
+&size(14){''良いレポートを書くには、どうすれば良いか?''};
+&size(14){''レポート提出用・千葉大メールからのメール送信''};
+&size(14){''DropBoxを用いたファイル共有''};
***演習内容 [#kdfd9af3]
-moodleを利用したオンラインコミュニケーション
-複数のソフトウェアを行き来しながら授業に参加
--いくつものウィンドウを開いて、あっちを見たり、こっちに入力したりは、かなり大変ですが、やっているうちにだんだんと慣れてくる。
-主要学習テーマ+いくつもの実践技術
--やることがたくさんありそうですが、大丈夫。実践技術は、後で何度も繰り返して使います。今回、頭の中を素通りしても、大丈夫。

**あなたにとって大学における授業って何? ⌣ [#t71daee8]
まずは、皆さんが学び始めた大学での授業に関して、全員(教員含む)で意見の共有をする。~
授業のmoodleにアクセスして、新しいタブでページを開いて、「演習1・フィードバック」の質問に、5分ぐらいで答えてほしい。~
-''演習1'': http://bean.bio.chiba-u.jp/moodle24/   (右クリックで「新しいタブを開く」)からのフィードバック
--(私もこのフィードバックに答えてみました。皆さんが意見を記入し終わったら、画面に表示されます。)
--(あとで、TAの山本君にも意見を聞いてみて、みんなで意見を共有しよう。)

大学における授業は、皆さんにとって西千葉まで毎日通ってくる最大で最重要の理由だろう。皆さんは、授業を受けて、また、千葉大学が提供する図書館などの施設を使って勉強するために以下の代金を支払っている。
 入学金 282,000円
 授業料 535,800円(/年)
 (入学金を4で割って年ごとに考えると、年間606,300円)
 (一月あたり 50,525円、年間授業日300日として一日あたり2,021円)
 (卒業要件単位数124単位で単純計算すると、1単位あたり4,890円)
この授業は15回の2単位授業だから、皆さんは今日の授業で学ぶための対価として600円ぐらいを支払っているわけだ。

そろそろ、全員の記入が終わっているはずなので、皆さんが大学の授業をどのように捉えているかを、見てみよう。~
 http://bean.bio.chiba-u.jp/moodle24/

**大学側は授業を通してどのように学んで欲しいの? [#ve921ae8]
皆さんは、大学と契約を交わしている。皆さんが入学料や授業料を払うことによって、大学は、「履修要項」に書かれた内容の教育を提供すると、約束しているわけだ。今年度の履修要項を見てみると
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
となっている。これが、千葉大学が皆さんに対して提供すると約束した教育の内容だ。では、大学は皆さんに、どうやって学んでほしいのか?(「教える」というアクションと、「学ぶ」というアクションは別)。それは、「''自発的学習者'' Active Learner」になって欲しいというものだろう。


**自発的学習者 Active Learnerになるための実践的方法 [#ke5a3762]
-''演習2'': グループワーク: 同じ並びの席の人と、次の2点について数分間、アイデアを出し合うこと。いくつかのグループには、話し合った内容を答えて貰う。
---大学の授業を自発的に学ぶためにはどうすれば良いか
--ノートを取る(note taking)ことと、ノートで学ぶ事(note making)の違い





**レポートってどういうもの?⌣ [#ue975bd9]
みなさんは、これからいろんな授業で何度もレポートを提出する。そして、皆さんのうち何人かは、「何度レポートを出しても良い評価をもらったことが無い」という問題にぶつかるかもしれない。そういう人は、もしかするとレポートのどういう点が評価されるのか、わかっていないのかも知れない。生物学科では3年になると毎週のように実験があり、2週間に1度は実験レポートを書かなければいけないのに、レポートの書き方をわかっていないようでは困ってしまう。~
そこでまず、レポートの書き方について簡単にまとめたスライドを見て貰おう。これは、7年前に私が担当したコア授業で、1年生向けに使ったスライドだが、レポート一般に関する注意点は、今でもあまり変わっていない。

&ref(授業/H18/情報処理/06/Slide0001.gif,50%);
&ref(授業/H23/情報処理/07/#06_rep2.gif,50%);
&ref(授業/H23/情報処理/07/#06_rep3.gif,50%);
&ref(授業/H18/情報処理/06/Slide0004.gif,50%);
&ref(授業/H18/情報処理/06/Slide0005.gif,50%);
&ref(授業/H18/情報処理/06/Slide0006.gif,50%);
&ref(授業/H18/情報処理/06/Slide0007.gif,50%);
&ref(授業/H18/情報処理/06/Slide0008.gif,50%);
&ref(授業/H18/情報処理/06/Slide0012.gif,50%);



%%%レポートや課題の指示には十分な注意を払おう%%%。~
 閑話休題: 提出期限や提出要件などは、現実社会でも頻繁に使われている。守らないと、不利益を被ることがある。
 例えば、海外留学が決まって航空券を購入し、1ヶ月以内にビザを取得しなければならないと言うときでも、
 ビザの申請書の質問欄の1つにチェックを忘れただけで、申請書を突き返されてしまう。
 しかも、ビザの審査料は支払わなければならないし、航空券代金は戻ってこない。
 (某国大使館であった実例です)。普段のレポートから、提出要件や指示には注意を払っておこう。

***<メモ>:コンピュータで入力する文字の [#qd1c2bfc]
~ところで、上では指摘していないが、とてもよくある間違いの1つに、全角文字と半角文字の混同がある。
 全角文字  AbCdEfG012345+−X アイウエオ
 半角文字  AbCdEfG 012345+-X アイウエオ
コンピュータの初心者はよくこの2種類の文字を混同してしまう。特に、
~%%%メールアドレスやアカウントやパスワードに全角文字を使ってはいけない%%%~
自分が入力している文字が全角か、半角かは、画面右下をよく見て注意していよう。


**moodleを利用したコミュニケーション  ⌣ [#f1e24ad8]
この授業では、ネットワークを利用したコミュニケーションツールの1つとして、moodleというe-ラーニングのシステムを用いる。
 アカウントとパスワードは、授業中、口頭で説明する

***moodleページへのアクセス: アカウントとパスワードの入力 [#i7054701]
-アクセス方法: http://bean.bio.chiba-u.jp/moodle24/  からmoodleのページにアクセスし、上で説明を受けたアカウントとパスワードを入力。~
&ref(授業/H22/情報処理/04/Untitled-1.gif,80%);(注:一昨年度のものを例として表示している)
-パスワード変更: ログインをしたら、左のメニューバーから「プロファイル」をクリック。表示された画面で「パスワード変更」のボタンをクリックして、自分の好きなパスワードに変更すること&color(red){''重要: パスワードは必ず変更すること''};~
&ref(./moodle_pass.gif);
-授業のmoodleページに入ると、第2回授業の課題1のリンクが見える。課題はここから提出できますが、''期日を過ぎると、自動的に提出できなくなる。''その場合、0点になりますので、忘れずに提出すること。~
&ref(授業/H22/情報処理/04/Untitled-2.gif,80%); (注:昨年度のものを例として表示している)
-自分の成績は、ページ左のメニューにある「評定」から確認できる。~
&ref(授業/H22/情報処理/04/Untitled-3.gif,80%);(注:昨年度のものを例として表示している)
-また、今回の課題1だけだが、他の課題もmoodleページから退出する場合がある。~
この授業では、他にもPukiwikiというコミュニケーションツールを用いて課題を提出する場合があるので、混同しないように注意すること(来週説明する)。

**オンラインストレージ(DropBox)を利用したファイル共有の方法を習得する⌣ [#f3acf90b]
-前方スクリーンを使って説明する。
Dropboxは、インターネットを介してデータ記憶領域を数ギガバイト、無料で使うことができる、大変便利なサービスです。現在のバージョンは、大学の教育用端末でも利用できるため、お家と大学で、ファイルの共有が簡単に行えます。USBメモリ無しでもファイル交換ができる、非常に便利なシステムです。また、スマートホンでインターネットにアクセスできる人は、例えば書きかけのレポートを、電車の中で閲覧・編集するなんてこともできてしまいます。~
次回授業では、Dropboxとその他のサービスの使い方について説明するので、まず、以下の指示に従って、Dropboxにアカウント登録を行っておいてください。~
~
1. インターネットに接続されたコンピュータから、http://db.tt/PJ6SBTZQ にアクセスする。~
2. ブラウザで「Dropboxへようこそ!」と書かれたページが表示されるので、~
 「姓」:あなたの名字~
 「名」:あなたの名前~
 「アドレス」:メールアドレス(千葉大学統合メールのアドレスが望ましい)~
 「パスワード」:任意のパスワード(自分の覚えやすいものに)~
これだけで登録は終了~

~
以上。~

-Dropboxの使い方解説サイト  http://www.getdropbox.jp/


**&color(green){【トピックス】};:タイピングに慣れよう! [#q95ba54a]
&ref(授業/H19/情報処理/03/Untitled-1.gif);~
(タイピング練習ソフト:[[Ozawa-Ken>http://www.higopage.com/ozawa-ken/]]のスクリーンショット)
~コンピュータが不得手な人の中には、タイピングが得意じゃないという人が沢山いる。たしかに、タイピングが不得意だと、~
 ワープロで文章を書きたいのに、「Wのキーってどこだったっけ?」ってキーボードとにらめっこしなきゃいけない
 そんなことやっていると、自分の思考のスピードに合わせてタイピングできないからイライラする
 授業だとキーを探しているうちに話題が変わってしまって焦る。。。
 これじゃあ、携帯電話で文章を書く方がよっぽど楽???)
なんということになりかねない。でも、キーボードタイピングは練習次第ですぐに上達する。しかも、ピアノの練習と違い、キータイピングは周りに迷惑をかけずに、一人、黙々と練習できる。~
コンピュータが無かった頃、タイプライターでキータイピングを覚えるには、毎日、30分ぐらい、次のような練習をすることだった。~
まず、[[ホームポジション>http://www.mirai.ne.jp/~godokita/tukaikata.html]]に指をおくと、左の人差し指はF、右の人差し指はJ、左の中指はD、右の中指はKに対応しているから、4本の指を交互に動かし、
 ffff jjjj ffff jjjj fjfjfjfj jfjfjfjf
 dddd kkkk dddd kkkk dkdkdkdk kdkdkdkd
などとひたすら打つ。1-2週間も続ければ、[[ホームポジション>http://www.mirai.ne.jp/~godokita/tukaikata.html]]は覚えられるし、タッチタイピングもほぼできるようになる。~
もし、タッチタイピングができるようになれば、コンピュータに対する苦手意識をかなり解消できることは間違いない。

1年生の皆さんは、今からタッチタイピングができるようになっておけば、%%%一生の財産になることは間違いない%%%。そこで、ちょっと練習してみては?キー入力がストレス無く行えるようになるだけで、コンピュータとのつきあい方が、ずいぶん違って来るだろう。下のサイトでは、ネットでタイピング練習ができたり、練習ソフトがダウンロードできる。
-Ozawa-Ken http://www.higopage.com/ozawa-ken/
--Windows ダウンロード http://www.vector.co.jp/soft/win95/edu/se111693.html
-タイピングの解説や練習ソフトへのリンク: http://www.remus.dti.ne.jp/~shigenom/typing/
-インターネットでタイピング練習: http://www.e-typing.ne.jp/

オススメは一番上のOzawa-Ken 。ダウンロードして、一緒に挑戦してみよう。



**学内無線LANへの接続方法とスマートフォンからのメール送受信 [#h8517120]
最近、学内でスマートフォンやノートパソコン、タブレットPC等を学内LANに接続したいという希望が多い。iPhoneを例にして、スマートフォンを学内LANに接続する方法を、簡単に解説する。
***学内無線LANへの接続(IPhoneの場合) [#b2242f11]
-1. 「設定」から「Wi-Fi」をタップ。 「Wi-Fi」を「オン」にして、「ネットワーク選択」から
 chiba-wep
 chiba-wpa
のいずれかが表示されると、学内無線LANに接続できる。~
&ref(/授業/H24/情報処理/01/lan_01.png,60%);
-2. いずれかを選択し、無線LANアクセスポイントへの接続のためのパスワードを入力する。~
&ref(/授業/H24/情報処理/01/lan_02.png,60%);~
無線LANアイコンが表示されたら、接続は完了(でも、まだ、インターネットには繋がっていない)
-3. インターネットへの接続には、ブラウザからの認証が必要。Safari等のブラウザを開き、どこかのページにアクセスしようとすると、自動的に認証ページが開く。~
&ref(/授業/H24/情報処理/01/lan_03.png,60%);~
-4. 利用者番号とパスワード(全てに共通のもの)を入力してログイン。下図右の画面が表示されれば、インターネットへの接続完了。ブラウザからのウェブページの表示や、メールの送受信ができる。。~
&ref(/授業/H24/情報処理/01/lan_04.png,60%);  &ref(/授業/H24/情報処理/01/lan_05.png,60%);~

***無線LANの使える場所、使い方の公式マニュアル [#f9aac00f]
-総合メディア基盤センターのページ: http://www.imit.chiba-u.ac.jp/services/musenlan/index.html~
このページ内に、教職員・学生向けマニュアルと、Vista用接続マニュアルのPDFがある。
***スマートフォンからの統合メールの送受信 [#g33bf533]
スマートフォンから統合メールを送受信する方法を、IPhoneを例に解説する。
-1. スマートフォンがインターネットに接続された状態で、「設定」から、「メール/連絡先/カレンダー」を開く。統合メールのアカウントを設定するには、「アカウントを追加...」をタップし、次の画面で「メールアカウントを追加」をタップ。~
&ref(/授業/H24/情報処理/01/mail_01.png,60%);  &ref(/授業/H24/情報処理/01/mail_02.png,60%); 
-2. 統合メールのアクセス情報を入力する。メールには統合メールの正しいメールアドレスを入力(注:皆さんの場合は、''XXXXX@chiba-u.jp'')。パスワードは全てに共通のもの。~
&ref(/授業/H24/情報処理/01/mail_03.png,60%); 
-3. 次の画面で、メールサーバーの設定を行う。まず、メールの送受信方法でIMAPかPOPかを選択。IMAPはサーバ上のメールとスマートフォンのメールを同期させるもの(サーバでメールが消えると、スマートフォンには残らない)。POPはサーバからスマートフォンにメールをダウンロードして使うもの(サーバからメールが消えても、スマートフォンには残っている)。容量の少ないスマートフォンの場合、IMAPが便利(但し、他のパソコンでPOP接続でメールをダウンロードし、サーバのメールを削除してしまうと、スマートフォンには表示されなくなるので注意)~
メールを送受信するサーバの情報を、下の例に従って入力する。~
&ref(/授業/H24/情報処理/01/mail_04.png,60%);   &ref(/授業/H24/情報処理/01/mail_05.png,60%);  &ref(/授業/H24/情報処理/01/mail_06.png,60%); ~
メールアカウントは全てフルメールアドレス(@以下を含む全て)を入力すること。
-4. 「メール」を開くと、設定した統合メールのアカウントを送受信できる。~
&ref(/授業/H24/情報処理/01/mail_07.png,60%); ~


**第2回授業課題⌣ [#c1893aca]
 ''提出期限:5月1日水曜正午''
-moodleページ http://bean.bio.chiba-u.jp/moodle24/ にアクセスし、課題を提出しなさい。