**電子メールによるコミュニケーション [#c7a8abc5] ***電子メールの便利さとトラブル [#sdb0341a] 電子メールはとっても便利。でも、使い方を誤ると、思わぬトラブルが。。。 +便利さ:簡単に送信できる、早く届く、簡単にコピーできる、同じ文章を同時に何人にも送れる +トラブル:誤送信、私信に対するデリカシーの欠如 +事例 ++不十分な内容のメールなのに、つい、送信ボタンをクリックしてしまった。。。 ++メーリングリストにラブレターを送信してしまった。。。 ++上司への不平を友達に送ったつもりが、つい間違えて、上司本人に送ってしまった ---TANAKA KAZUO<kazuo@chibax-u.ap.jp>とTANAKA KAZUKO<kazuko@chibax-u.ap.jp> ++受け取ったメッセージを残して返信するときに、CCで他の人にも送ってしまった -その他、メールアドレスの仕組み、メールとウィルス、インターネットメールと携帯メールの違いなど ***電子メールの書き方 [#t6d0b115] > メールを作成する上で、気をつけておくべき事項を整理しておこう。 --閑話休題:昔から「手紙の書き方」的なお作法の本は数多くかかれている。敬語の使い方とか、季語の使い方とか、いろいろ。電子メールにはそれほど厳しい制限はないし、書簡のお作法どうりに書いていると、「ムダ」と感じられることもあるのだが、%%%送信相手との関係に応じて%%%、最低限のお作法はやはり必要。 ---[[千葉大学教育用計算機システムのネチケットガイドライン>http://www.students.chiba-u.ac.jp/notice/rfc1855j.html]]を参照 +ヘッダ部分の情報 ++アドレス:ソフトにもよるけど、TADASHI KAJITA < &ref(授業/tk.gif);> などという方式が多い。前半の部分は相手が設定したものである場合が多いが、自分のソフトのアドレス帳に登録しておくこともできる ++CcとBcc ---便利だけど使い方によってはトラブルが起きる ---Ccにアドレスを書かれた人は、基本的にはコミュニケーションに直接参加しなくても良い第3者。たとえば、私があなたとこういうやりとりをしたということを、トラブル防止のために、上司にも知っておいてほしいなという時に、Ccで上司にメールを送る。Ccで届いたメールはちゃんと読まれないかも知れないし、読まれるかも知れない。人によって解釈はさまざまなので、ちゃんと読ませたい大事なメールはToで送るべき。 ---また、個人同士のメール内容を引用して返信するとき、Ccでこれまでのやりとりに参加していない第3者にメールを送ると、もとメールの発信者が困ることがある。 ---個人のメールアドレスをToやCcに書いて第3者に送ると、メールを受け取った全員が、そのアドレスを知ることになる。 Bccは使い方のルールにコンセンサスが無いので、よほどの場合で無いと使わない方が良い。Bccで送ってメールを他の人へのメールで引用されるなど、トラブルにつながりうる。 ---教員特有の事例かもしれないが、学生からは携帯からのメールが届くことも多い。そのクラス全員にメールを送る必要があるときは、なるべく、メールアドレス全てをBccに書き込むようにしている。 ++主題(Subject) ---主題は無くても届くけど、必ず書くこと。内容を簡潔に表すものが望ましい。**主題にはセンスの良さが現れる**。変な主題を使っていると、スパムメールと思われて捨てられちゃうかも。 ++ヘッダの例: メールソフトでヘッダを詳細表示させると、以下のような情報が得られる。ここには、メールがいつ、どのような経路をたどって自分に届いたか、詳細が書かれている。 用語解説:ヘッダ(メールヘッダ) 電子メールの本文以外の場所、つまり、アドレス、件名、 作成日、ccアドレス、メールの配達経路(受信メール)などの情報 例:前回のレポートメール Status: R Return-Path: <XXXXXX@students.chibax-u.mp> X-Original-To: YYYY@faculty.chibax-u.mp Delivered-To: YYYYYY@chibax-u.mp Received: from cuvirus3.chibax-u.mp (cuvirus3 [192.64.3.43])by cupbox1.chibax-u.mp (Postfix) with ESMTP id C26D1738D7for <YYYY@faculty.chibax-u.mp>; Thu, 20 Apr 2006 17:41:43 +0900 (JST) Received: from cuvirus3.chibax-u.mp (localhost.localdomain [127.0.0.1])by localhost.chibax-u.mp (Postfix) with ESMTP id A4896C5BBAfor <YYYY@faculty.chibax-u.mp>; Thu, 20 Apr 2006 17:41:43 +0900 (JST) Received: from students.chibax-u.mp (cuacmsrv3 [192.64.3.23])by cuvirus3.chibax-u.mp (Postfix) with SMTP id 83C3FC5BB7for <YYYY@faculty.chibax-u.mp>; Thu, 20 Apr 2006 17:41:43 +0900 (JST) From: <XXXXXX@students.chibax-u.mp> To: YYYY@faculty.chibax-u.mp Subject: 情報処理02(XXXXXX) Date: Thu, 20 Apr 2006 17:41:43 +0900 (JST) MIME-Version: 1.0 X-Priority: 3 X-Mailer: Active! mail 2003 Message-ID: <20060420174143.23D91295@students.chibax-u.mp> Content-Type: Multipart/Mixed;boundary=-----P05Q.PING3YQLZ96662ONY14BTEZD7. Status: RO +本文 --本文は分かりやすく、簡潔にする。長文メールを書く必要があるときは、最初にコンテンツを箇条書きでまとめるなど、配慮も必要。 ○○委員の皆様 (cc: ○○学科長) ○○委員梶田です。先ほどの◇◇さんの意見に対する補足意見をお送りします。 1.・・・・・ 2.・・・・・・・・・ 以上。 > (ここに前に意見を述べた人のメールが引用される) > 〔ここに署名を入れてもよい〕 --- CCで複数の人に送信するとき、最近わりとよく使われる書き方 ---誰宛のメールで、CCとして(つまり第三者として)読んで欲しいのは誰かを、メール本文の中で明示している。 ---最初にこの文章を書いているのは誰かを述べて、本文を簡潔に書く ---返信の場合、引用符:(>)の後に、前の人のメールが自動的に挿入される ---署名を設定しておけば自動的に挿入される。 --1行の長さは、引用符(>)で引用されることを考えると、70文字程度が適当。多くのソフトは自動的にそろえてくれる --機種依存文字を使わない:全角ローマ数字や、全角○で囲まれた数字などは、機種によってはただしく表示されない。 ---&ref(./機種依存.gif); --よほど親しい相手とのやりとりで無い限り、相手の名前、自分の名前を本文中に書くのはエチケット。 ---現在、スパムメールが氾濫している。「自分の名前が本文に入っていないメールは削除」などのルールをメールソフトに設定しておくと、スパムメールをかなり排除できる。 --[[統合メール>https://cuacmsrv.chiba-u.jp/am_bin/am_main.cgi/login]]の使い方、補足説明 -オプションの使い方:フォワード設定など -添付書類の送り方