Wakita/グンバイヒルガオの集団解析

グンバイヒルガオとは・・・ †

　熱帯亜熱帯地域の砂浜に群生する多年生草本植物．花はアサガオに似ており，葉が相撲の行司が使う“軍配”に形が似ていることから，この名が付けられたようである．種子は海流によって運ばれ（海流散布），やがてどこか流れ着いた砂浜で芽吹く．こういったことを繰り返すことで，世界を一周するような分布域を得たと考えられている．

研究内容 †

　世界中からこの植物を集団サンプリングし，各地域に分布するグンバイヒルガオの集団が遺伝的にどの程度分化しているのかを明らかにすることを目的としている．少し専門的に言うと，どのくらい集団間で遺伝的な交流をしているのか，そのGene Flowの定量化を目指している．
　そのために現在，集団間分化のレベルの差異を識別するマーカーの開発中である．候補として，マイクロサテライトマーカーや，AFLP解析に注目している．

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