日本語 | English
琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設
 西表島での研究活動   Research Life in Iriomote Island  
 

H30年度ポスドク(最長3年)

平成30年度西表研究施設ポスドク研究員の募集

(科研費プロジェクト・マングローブ学・最長3年)

 

 西表毛旧施設では下記の通り、ポスドク研究員1名を募集しています。最長で3年間、西表研究施設で研究できるチャンスです。多数の方が応募して下さることを期待しています。

 公募書類は以下の通りですが、このページの最後に、実際に西表研究施設で研究を行うにあたっての参考事項を、このページの下部に追加しておきました。興味をお持ちの方はご覧下さい。また、本公募や西表での研究生活、日常生活について質問がありましたら、問い合わせフォーム(http://nesseiken.info/?page_id=45)から問い合わせてください。


データ番号D118010588
公開開始日2018年01月18日
更新日2018年01月18日
求人件名熱帯生物圏研究センター西表研究施設ポスドク研究員(マングローブ)の公募
機関名琉球大学
機関または部署URLhttp://www.tbc.u-ryukyu.ac.jp/
部署名熱帯生物圏研究センター西表研究施設
機関種別国立大学
公募のURLhttp://nesseiken.info
求人内容[機関の説明(募集の背景、機関の詳細、プロジェクトの説明等)]
 琉球大学熱帯生物圏研究センターは、熱帯・亜熱帯での生物の多様性や環境との相互作用に関する研究を幅広く推進する全国共同利用施設として1994年に琉球大学に設置され、熱帯・亜熱帯における生命現象の解明に貢献してきました。現在は、熱帯生物圏における先端的環境生命科学研究における共同利用・共同研究拠点として活動しています。当センターのうち、西表研究施設は、わが国最大の亜熱帯照葉樹林とマングローブ林を有する西表島に設置されており、恵まれた立地条件を生かして活発な研究活動を行っています。
[仕事内容(業務内容等)]
 西表研究施設所属の梶田忠(教授)が代表として実施する科学研究費補助事業(基盤研究(A))「マングローブ林保全のためのグローバル景観ゲノミクス」において、分子生物学実験、次世代シーケンシング解析、景観遺伝学解析、フィールドワーク等の経験があり、海外との共同研究者とやりとりをして、論文発表まで研究を進められる人材を求めています。
 本研究は、平成29年度からはじまった科研費プロジェクトで、広域分布するマングローブ植物の遺伝的変異の地理的分布と環境要因との相関を解析し、遺伝的多様性の維持と成立の機構を推定しようとするものです。プロジェクトの最終年度は平成32年度なので、所定の審査を経て、H30年度から最長で3年間、継続採用される場合があります。

[勤務地住所等]
琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設
〒 907 - 1541 沖縄県八重山郡竹富町上原 870
[募集人員]
ポスドク研究員1名
[採用決定時期]
2018年3月上旬。但し、適任者が見つかり次第公募を終了する場合がある。
[着任時期]
2018年 4月1日以降のなるべく早い時期
研究分野
1.大分類生物学
小分類生物科学
2.大分類生物学
小分類基礎生物学
職種
1.研究員・ポスドク相当
勤務形態非常勤(任期あり)
週30時間相当。 任期はH30年度末までだが、所定の審査を経てH32年度末まで更新可
勤務地九州・沖縄 - 沖縄県 
応募資格1)博士以上の学位を取得した者
2)任用時において、常勤の職および研修員等の身分を有しない者
※ 若手研究者の応募を期待します。
待遇職名:ポスドク研究員(非常勤)
任期: 2018年4月1日以降の着任日から2019年3月31日まで。ただし、所定の審査を経て2021年3月31まで更新可
給与:本学支給基準に基づき決定。
勤務:勤務日・時間帯については応相談
保険:労災保険および勤務形態により健康保険、厚生年金保険、雇用保険に加入
休日:土曜、日曜、祝日、年末年始、及び本学が定める休日
募集期間2018年01月18日 ~  2018年03月01日 必着
応募・選考・結果通知・連絡先[応募方法(書類送付先も含む)]
応募書類:
1)履歴書 1部 (写真貼付。高校卒業以降の学歴,職歴,受賞歴,所属学会を含む)

2) 学位を証明できる書類 (学位取得証明書または学位記のコピー)
3)研究業績目録 1部(原著論文、総説、学会発表等。主要論文 5編以内に印を付けること)
4)主要論文(上記)の別刷等各 1 部(論文が無い場合は不要)
5)これまでの研究歴・職歴の概要(1,000字程度)
6)求人内容に対する自己アピール(1,000字程度)
※ 提出書類は返却いたしません。
[書類送付先]
応募書類を下記の指示に従って、郵送か、電子メールへの書類添付で送付して下さい。
■郵送の場合の宛先
〒 907 - 1541 沖縄県八重山郡竹富町上原 870
琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設長 梶田 忠 
 ※注意: 封筒の表に「ポスドク研究員応募書類」と朱書し、簡易書留にて送付のこと。
■電子メールの場合の送付方法
上記の応募書類を全て1つのPDFにまとめ、応募受付専用メールアドレス(job_application@nesseiken.info)に送付して下さい。担当者からの受領確認メールが届かない場合は、受領されていない場合がありますので、問い合わせて下さい。
※注意: 
・送信時のファイルサイズは、全体で10MBを超えないように注意して下さい。
・学位取得証明や学位記はスキャンしたものを用意して下さい。
・主要論文はPDFをお送り下さい。なお、主要論文に限り、ファイルサイズが大きい場合は、上記メールアドレスに別メールでお送り下さい。
・採用が決定した場合は、3月中旬までに採用に必要な書類(高校以降の卒業証明書や学位記のコピー)などを提出する必要があります。
[業務内容についての問い合わせ先]
当施設ホームページのポスドク問い合わせフォーム(http://nesseiken.info/?page_id=45)から、問い合わせることができます。問い合わせ欄に、希望する研究分野を明記して下さい。
備考熱帯生物圏研究センター西表研究施設の教員構成(2018年1月1日現在)
梶田忠(教授)・内貴章世(准教授)・成瀬貫(准教授)・渡辺信(准教授)・遠山弘法(特命助教)


以下、本公募の責任者の梶田からの補足および関連情報です。

・このポスドク公募は完全な公募です。公募開始時に応募を想定している具体的な候補者は存在しません。応募書類が集まった後、審査を行います。「適任者が見つかり次第公募を終了する場合がある」となっていますが、「この人以外にあり得ない」というぐらいの適任者で無い限りは、締めきりまでに終了することは無いでしょう。(逆に、我こそはと思う方は、できるだけ早く応募してみて下さい)。

・書面審査にあたっては、公募責任者の梶田が全てに目を通し、順位をつけます。数人の候補者に絞られた段階で、他の教員の意見を聞いた上で最終候補者を決定します。審査観点としては、
  プロジェクトの個々の部分を遂行する研究能力やコミュニケーション能力
  具体的なスキルの有無と熟練の程度
  筆頭著者として年間1本かそれ以上の論文出版を見込めるかどうか
などを用います。最終候補者については、西表研究施設の複数の教員(及び事務員)でSkype等を利用して面接を実施し、職務内容の説明と採用条件の説明を行います。面接は3月5日か6日を予定しています。面接の結果に問題が無く、本人から採用にあたって最終的な意思確認ができ次第、内定決定、採用手続き開始となります。

平成30年4月からの採用のためには、3月半ばまでには、採用に必要な書類を全て、琉球大学人事課に提出する必要があります(恐らく、3月16日、琉大事務必着)。必要書類は、高校以降の卒業・終了証明書の原本または学位記のコピーと、大学卒業以降の全ての職における在職証明書の原本です。これらの書類を全て揃えるのは相当大変ですので、可能な限りあらかじめ準備されておくと良いでしょう。

・採用された場合は、梶田の研究室に所属して、科研費プロジェクトの研究に従事することになります。この科研費プロジェクトのメンバーは、岩崎貴也さん(神奈川大学)、津田吉晃さん( 筑波大学)、高山浩司(京都大学)さん、陶山佳久さん(東北大学)、赤坂宗光さん(東京農工大学)、渡辺信さん(琉球大学)です。他に海外共同研究者として、Alison Wee Kim Shanさん(広西大学、中国)、Gustavo Maruyama Moriさん(UNESP, Brazil)、Juan Nunez-Farfanさん(UNAM, Mexico)等がいます。採用後は、担当するサブテーマに応じて、これらの方と共同で研究を進めて頂きます。

・ポスドク採用時の規程の任期は1年間ですが、1年ごとに所定の審査を経て最長3年まで更新可となります。審査は、過去の例によりますと、年度末近くに書面(成果報告書)と口頭発表(セミナー)によって実施されます。審査内容は、当該年度の研究成果(論文発表、学会発表、行った研究活動と得られた結果、助成金申請・獲得状況など)と次年度採用更新された場合の研究実施目標と計画などです。 

・研究室のメンバーは、現在は、梶田の他、博士課程大学院生兼技術補佐員の山本崇さんのみです。平成30年4月から10ヶ月程度、外国人研究員1名(フィリッピン)が加わる予定です。

・研究室は、西表研究施設の第二研究棟2階にあります。恐らく、居室は、山本さんと共に、ポスドク・学生部屋を使って頂くことになります。現在は山本さん1名しか使っていませんが、平成30年からは、上記外国人研究員や、隣の研究室の内貴章世さん(准教授)が受け入れるポスドクや学生も同じ部屋を使うかもしれません。ビジターもこの部屋を使うことが多いので、賑やかになりそうです。

・受入教員の梶田も、隣の研究室の内貴さんと特命助教の遠山さんも、もともとは植物分類学関係の研究室の出身です。内貴さんの所では西表島のフロラ研究プロジェクトが進行していることもあり(梶田もメンバー)、植物分類学に興味をお持ちの方は、特に居心地良く過ごせるかもしれません。隣の建物には植物標本作製室もあります。

・実験室は同じく第二研究棟2階の梶田研究室の実験室を使います。遠心器、サーマルサイクラー3台、MiliQ、メディカルフリーザー1台、サンプル破砕機、薬用ショーケース1台、各種インキュベータなど、一通りのDNA実験を行える環境が揃っています。シーケンシング解析は、外注するか、Oxford NanporeのMINIONを用います。

・科研費ポスドクなので、基本的には、プロジェクトへの専任義務があります。ただし、時間とエフォートを調整して頂くことで、自ら科研費に応募して頂くことも可能ですし、応募を推奨します。琉球大学では科研費に応募した若手研究者には、次年度の学内研究助成を取得できるチャンス等があります。着任後は10月の科研費申請や、その他の助成金獲得を視野にいれて、準備を行って頂きます。

・ポスドク採用者には、希望に応じて複数メンター制を導入した若手研究者育成プログラムに参加して頂けます。このプログラムには、

 IDP(個人成長プラン)とポートフォリオを導入した定期的リフレション
 明示的な成果目標設定(例えば、1年に1論文以上)とそれに向けたプラン作り
 Wikiによる電子的情報共有による見える化促進とハラスメントフリーな環境作り
 論文や申請書の作成の指導と、科研費等の助成金申請のサポート
などを含みます。

・セミナーはこれまで、施設内の4研究室の合同セミナーを、年に数回行ってきました。H30年度は、さらに、いくつかの研究室が集まった定期的セミナーの開催を計画しています。

・西表研究施設では年に何度か、全職員が参加する作業がいくつかあります。年に1度の産業廃棄物の廃棄作業、台風対策のための物の移動や戸締まり・台風後の片付け、西表研究施設主催の実習の手伝いなどです。

・西表研究施設では、昨年まではADSL回線2回線を施設全体で使っていたのですが、接続速度があまりにも遅く業務に支障が生じるため、昨年からモバイルルータを複数台契約して、使い始めました。おかげで、ネットの接続速度が10MB程度までは向上しました(それ以前は数十-数約kb程度の時があったので、1,000倍の向上です)。大量データのやりとりにはまだ支障がありますが、外部サーバを使った仕事も、かなりやりやすくなりました。光回線はまだ島内で整備されておらず、当施設のある西部地区で光回線が使えるのは、早くても、来年度末になりそうです。

・勤務時間週30時間相当ですが、具体的な始業時間・就業時間は相談の上決めます。朝は、通常、職員は8時30分から始業で、9:00までに第一研究棟1階の玄関ホールで顔をあわせ、簡単なミーティングを行います。西表研究施設の業務は天候に左右される場合も多く、朝のミーティングで柔軟に対応します。これとは別に、金曜日に施設ミーティングを開くことが多いです。施設ミーティングの内容は、施設内wikiに記録して、情報共有を行います。

・西表島では賃貸アパート等が少ないです。採用が決まったら、担当教員や事務室メンバーと相談して、早めに探す方が良いです。

・竹富町民になれば、離島住民カードを取得できます。このカード保持者には船や航空機運賃の割引を受けられる場合があります。ここ数年、上原-石垣間は離島割で1340円程度(通常往復 3900円程度)とかなり割引されており、助かっています。

・島内では公共交通機関が少ないので、移動には、自転車、バイク、自家用車などが必要です。冬期は雨が多いので、自家用車の方が便利でしょう。