令和3年度西表研究施設ポスドク研究員の募集(環境DNA・マングローブ)
この公募は適任者が見つからなかったため終了しました。
2021年4月現在、再公募を行っていますので、そちらをご覧下さい。
西表研究施設では下記の通り、ポスドク研究員1名を募集しています。大自然に囲まれた西表研究施設で研究できるチャンスです。多数の方が応募して下さることを期待しています。
募集内容は以下の通りですが、このページの下部に、西表研究施設で研究生活を行うにあたっての参考事項を追記してあります。興味をお持ちの方はご覧下さい。また、西表での研究生活、日常生活について質問がありましたら、問い合わせフォーム(http://nesseiken.info/?page_id=45)から問い合わせてください。
更新日 | 2021年02月19日 |
求人件名 | 熱帯生物圏研究センター西表研究施設ポスドク研究員の公募 |
機関名 | 琉球大学 |
機関または部署URL | http://www.tbc.u-ryukyu.ac.jp/ |
部署名 | 熱帯生物圏研究センター西表研究施設 |
機関種別 | 国立大学 |
公募のURL | http://nesseiken.info |
求人内容 | 機関の説明(募集の背景、機関の詳細等)] 琉球大学熱帯生物圏研究センターは、熱帯・亜熱帯での生物の多様性や環境との相互作用に関する研究を幅広く推進する全国共同利用施設として1994年に琉球大学に設置され、熱帯・亜熱帯における生命現象の解明に貢献してきました。現在は、熱帯生物圏における共同利用・共同研究拠点として活動しています。当センターのうち、西表研究施設は、わが国最大の亜熱帯照葉樹林・マングローブ林を有する西表島に設置されており、恵まれた立地条件を生かして活発な研究活動を行っています。
[業務内容等] 本ポスドク研究員の募集は、西表研究施設におけるフィールド共同研究機能強化のために、熱帯生物圏研究センターが実施するものです。本公募では、西表研究施設所属の梶田教授と協力して、環境DNAを用いたマングローブ生態系の生物多様性研究を行える方を募集します。 西表研究施設では、国内外の研究者と共同で、環境DNAを用いたメタバーコーディング解析によって、マングローブ生態系に生息する種の多様性や遺伝的多様性を、全球的に解析する研究プロジェクトを実施しています(参考:日本学術振興会研究拠点形成事業 B.アジア・アフリカ学術基盤形成型「環境DNAメタバーコーディングを用いたマングローブ生態系の全球的解析」(http://c2c.mangroves.info))。本公募では、このプロジェクトに参画して、世界のマングローブ生態系の魚類や底生生物などの種多様性を、環境DNAを用いて解析するプロジェクトに参画できる方を募集します。求める人材の条件は、西表研究施設における国際共同研究プロジェクトを熱意を持って進められる方で、環境DNA研究、フィールドワーク、分子生物学実験、国際共同研究のいずれかの経験を持つ人材です。研究プロジェクトの内容、西表島での研究環境、生活等について、質問があれば下記の問い合わせフォーム(http://nesseiken.info/?page_id=64)から、気軽にお問いあわせ下さい。
[勤務地住所等] 琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設 〒907-1541 沖縄県八重山郡竹富町上原870
[募集人員(職名・採用人数等)] ポスドク研究員 1名
[選考方法・採用決定時期] 2021年3月1日までに到着した応募書類については、3月2日から書類選考とオンラインでの面接選考を実施して、採用者を決定します。それ以降の応募者については随時選考を行って、適任者が見つかり次第、募集を終了します。
|
研究分野 | |
職種 | |
勤務形態 | 非常勤(任期あり) 基本は週30時間相当ですが、採用期間の一部をフルタイムにする場合があります。 |
勤務地 | 九州・沖縄 - 沖縄県 八重山郡 竹富町
|
応募資格 | 1)博士以上の学位を取得した者 2)任用時において、常勤の職および研修員等の身分を有しない者 ※ 若手研究者の応募を期待します。
|
待遇 | 職名:ポスドク研究員(非常勤) 任期: 2021年4月1日以降の着任日から2022年3月31日まで。 給与:本学支給基準に基づき決定。 勤務:勤務日・時間帯については応相談 保険:労災保険および勤務形態により健康保険、厚生年金保険、雇用保険に加入 休日:土曜、日曜、祝日、年末年始、及び本学が定める休日
|
募集期間 | 2021年2月19日 ~ 2021年3月1日。3月1日までの応募書類について選考を実施し、適任者が見つからない場合は、公募を継続します。以降は、随時選考し、適任者が見つかり次第公募終了します。 |
応募・選考・結果通知・連絡先 | [応募方法(書類送付先も含む)] 応募書類: 1)履歴書 1部 (写真貼付。高校卒業以降の学歴,職歴,受賞歴,所属学会を含む)
2) 学位を証明できる書類 (学位取得証明書または学位記のコピー) 3)研究業績目録 1部(原著論文、総説、学会発表等。主要論文 5編以内に印を付けること) 4)主要論文(上記 5編以内)の別刷等各 1 部(論文が無い場合は不要) 5)これまでの研究歴・職歴の概要(1,000字程度) 6)求人内容に対する自己アピール(1,000字程度) ※ 提出書類は返却いたしません。 [書類送付先] 応募書類を下記の指示に従って、電子メールの書類添付として送付して下さい。
■電子メールの送付方法 上記の応募書類を全て1つのPDFにまとめ、応募受付専用メールアドレス(job_application@nesseiken.info)に送付して下さい。担当者からの受領確認メールが届かない場合は、受領されていない場合がありますので、問い合わせて下さい。 ※注意: ・送信時のファイルサイズは、全体で10MBを超えないように注意して下さい。必要に応じて圧縮したり、クラウドサービスを用いて送って下さい。 ・学位取得証明や学位記はスキャンしたものを用意して下さい。 ・主要論文はPDFをお送り下さい。 ・4月1日から採用の場合は、3月中旬までに採用に必要な書類(高校以降の卒業証明書や学位記のコピー)等を提出する必要があります。 [業務内容についての問い合わせ先] 当施設ホームページのポスドク問い合わせフォーム(http://nesseiken.info/?page_id=64)から、問い合わせることができます。問い合わせ欄に、希望する研究分野を明記して下さい。
|
備考 | 熱帯生物圏研究センター西表研究施設の教員構成(2018年1月1日現在) 梶田忠(教授)・内貴章世(准教授)・成瀬貫(准教授)・渡辺信(准教授)
|
以下、本公募の責任者の梶田からの補足および関連情報です。
・現在、西表研究施設では助教1名の公募を実施しています。本ポスドク公募と重複して応募して頂くことともできます。
・書面審査にあたっては、公募責任者の梶田が全てに目を通し、順位をつけます。数人の候補者に絞られた段階で、他の教員の意見を聞いた上で最終候補者を決定します。審査観点としては、
研究能力とコミュニケーション能力
具体的なスキルの有無と熟練の程度
筆頭著者として年間1本かそれ以上の論文を執筆する能力があるかどうか
などを用います。最終候補者については、西表研究施設の複数の教員(及び事務員)でオンラインの面接を実施し、職務内容の説明と採用条件の説明を行います。3月1日までの応募分については、面接は3月4日か5日頃を予定しています。面接で選ばれた最終候補者について、本人から採用にあたっての意思確認がとれ次第、採用内定とし、採用手続きを始めます。
・令和3年4月1日からの採用のためには、3月半ばまでには、採用に必要な書類を全て、琉球大学人事課に提出する必要があります(3月16日、琉大事務必着)。必要書類は、高校以降の卒業・修了証明書の原本または学位記のコピーと、可能ならば大学卒業以降の全ての職における在職証明書の原本です。これらの書類を全て揃えるのは相当大変ですので、可能な限りあらかじめ準備されておくと良いでしょう。
・採用された場合は、担当教員の梶田の研究室に所属して、JSPS拠点形成事業等に関連する、環境DNAを用いたマングローブ生態系の生物多様性研究を実施することになります。
・令和3年4月以降に在籍予定の研究室のメンバーは、梶田の他、外国人研究員(予定)のMaria Artigasさん、研修生の向井彩野さんです。
・実験室には、iSeq100、Nanopore等のシーケンサーの他、環境DNA実験が実施できる設備が一通りそろっています。
・西表島では賃貸アパート等が少ないです。採用が決まったら、担当教員や事務室メンバーと相談して、早めに探す方が良いです。
・竹富町民になれば、離島住民カードを取得できます。このカード保持者には船や航空機運賃の割引を受けられる場合があります。
・島内では公共交通機関が少ないので、移動には、自転車、バイク、自家用車などが必要です。冬期は雨が多いので、自家用車の方が便利でしょう。